社長挨拶 A message from President and CEO
平素より当社への格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
静岡エアコミュータは、1991年4月、静岡県初の航空事業会社として設立し、静岡ヘリポート基地・静岡空港基地を拠点にヘリコプターによる静岡県防災航空隊や報道機、チャーター機の運航及び訓練事業や受託整備事業などを行う回転翼の総合的な専門会社として事業を展開してまいりました。
国内のヘリコプターをめぐる環境はこの間大変な変化をしてきております。特に足下においては、ドローンといった新しい航空機の台頭がある中で、その耐久性や積載力、航続距離等の観点から特に防災、救難、救急という分野で社会の安全実現におけるヘリコプターの役割と責任は高まってきていると言えます。また、インバウンド需要の高まりより新たなヘリコプターの運送事業へのニーズの高まりなど、社会的なヘリコプターの活用シーンはこれまで以上に多くなってきているとともに、その安全性・運航技術もより高いレベルでの提供が必要となってきております。一方、ヘリコプターの機材の進化・高度化に合わせてその機体整備についてもより高度で専門的な対応が求められるようになってきております。
これらの変化に対応し、これまで以上に高いレベルのサービス提供を行っていくために、この4月1日に受託整備事業を専門とした静岡航空整備株式会社(SAMCO)を分社化し、静岡エアコミータは運航・訓練事業を中心とした事業形態に特化することといたしました。
それぞれに専門性・技術力を向上し、2社で協力しながらヘリコプター事業におけるより高いレベルのトータルソリューションの提供を行ってまいる所存でございます。
新静岡エアコミータの主要な事業は2つとなります。
我々静岡エアコミュータは、お客様が安心していつでもヘリコプターを使える社会の実現に向け、一人ひとりが自己の職責とプロ意識をもち安全運航の確保のため、たゆまぬ取り組みを行っていくことをあらためて誓うとともに、ヘリコプターのより良い運航を行うため、時代の変化に合わせた技量の向上、技術・品質管理などの更なる向上に取り組みます。そして鈴与グループの航空事業を担う会社として、新たな事業展開を計り、地域と共にあゆみ社会への貢献をしてまいります。